よしのしゅーじと巻きタバコ
突然ですが、皆さんは、
巻きタバコをご存知でしょうか?
紙を敷いて、その上に、
フィルターとお好みの量の葉っぱを
自分の手でくるんで吸うタバコです。
オレは、これを吸っています。
いろんな場所で、
いろんな人との会話のきっかけをくれる
巻きタバコ。
海外で生活していた人からは、
「懐かしいなぁ。○○にいた時は、
巻きタバコを吸っていたよ。」
とか、
1人で飲んでいる時も、
店員さんや隣のお客さんに珍しがられて、
声をかけられ、
そこから話し始めることもあります。
(以前、葉っぱを乾燥させたもずくと
間違えるという奇跡の人にも出会いました。
「乾燥もずくって、なんやねん!」と、
初対面の女性にも関わらず、
鋭いツッコミを差し上げました。)
そんな乾燥もずく、もとい、
巻きタバコとの出会いは、
2年前の4月、今の会社の喫煙所。
コピーライターになりたてのオレ。
前の会社よりお給料が減ったので、
タバコを辞めようかなぁ。と
悩んでいた時でした。
そこで
先客がなにやらコソコソ手を
動かしていたのです。
何しているのか尋ねると、
これは巻きタバコだと答える。
違法のタバコですか?と聞けば、
そうではないと答える。
んじゃ、なんで面倒くさいことしてまで
吸っているのか?再度質問。
この1歩踏み込んだ質問の答えが
今後のオレのタバコライフを変えるとは、
思いもしなかった。
「いやぁ、これ安いんだよ。
タバコ代、半分になるぜ!」
んっ、タバコ代が半分?!
1日1箱計算で~、月に~約12,000円。
それが6,000円になるですって~?!
そ、そんなオイシイ話があるわけない。
わたしは騙されないわよっ!
通販番組とか懐疑的な目で見てしまうオレ。
とても信じられなかったのですが、
会社近くのタバコ屋さんに売っているので、
連れて行ってもらい、
お試しで1セットを購入。
確かに同じくらい吸っても、
半分になりました。
すごいぞ、巻きタバコ!
巻きタバコ、万歳!
喫煙のピンチに現われた救世主。
巻き方のレクチャーもしてもらいました。
手先がぶきっちょなので、
けっこうスパルタな教育。
怒号と灰皿が飛びまくり!
うまく巻けなくて逃げ出しそうになっても、
これを習得すれば、タバコ代半分。
これを習得すれば、タバコ代半分。
と、自分に言い聞かせながら、
涙をこらえて、
鍛錬を積み重ねてきました。
(ここらへんは脚色しています。
当たり前だけど)
3年目となった今では、
葉っぱの量が多くても、
サッときれいに巻けるほど上達。
巻きタバコ職人!
でも極めたいことが、まだひとつあります。
それは最後の工程での紙を留める時。
切手のように舐めるのだけど、
それがカッコ悪い。
スマートかつセクシーに、
まるでハードボイルドのように
フィニッシュを決めたいんだな。
タバコは男の装飾品。
だからね。
(これは以前オレが考えたタバコのコピー)
ちなみにオレが、
初めてタバコを吸ったのは大学生の時。
吸うきっかけとなったのは、失恋でした。
中学・高校と周りは吸っていたけど、
1本も吸わなかった。
なのに!
まぁ事の顚末は、
長いし、おもしろくないので書きません。
でも次に付き合った子は、
タバコを吸う男じゃないとヤダ。という
ヘビースモーカーの女の子。
まぁ、それでチャラだったね。
人生、どう転ぶか分かりません。