燕たちが一致団結した日
とうとうやってきました!
スワローズの右のエース、館山昌平814日ぶりの登板。
スワローズファンみんなが、この日がやってくることを心待ちにしていたことでしょう。
実際に、開門が12:30だったのにも関わらず、11:20に神宮球場に到着した時は、すでに長蛇の列。イチョウ並木を飛び出し、青山通りまで行列は続いていました。
数日前は雨予報だったのに、館山の復帰を祝うかのような晴天。
かなり暑かったけど。
オレが入った時は、すでにほぼ満席だったけど、ライトポジションのイイ席がひとつだけポツンと空いていたので、そこをゲット!
普段の行いがイイからでしょう。(本当か?!)
球場に登場した時、スタメン発表された時、マウンドに立った時、すべてのシーンにおいて大歓声!
みんなが待ち望んでいた声にもならない叫びがこだましました。
第1球を投げるシーンがこちら。
館山復活の第1球!そして、ながのを3球三振! pic.twitter.com/WjeYEClWGk
— よしのしゅーじ (@shujigoeslucky7) 2015, 6月 28
館山、投げろ~!と叫んでいるのはオレです。
投げろってwwwと後ろの人に笑われてしまいましたが、この言葉しかオレにはありませんでした。
そして「ながの」を見事に3球三振!
復活の手ごたえを館山本人はもちろん、みんなが感じられたのではないでしょうか。
その後、ヒットとフォアボールで1アウト満塁のピンチ。
それでもまったく動じなかった館山。
見事にゼロで抑えました。
その好投に奮起したのか、1番山田がさっそく2ベース。
続く上田が「かんの」のエラーを誘い、川端はゲッツーだったけど、その間にホームインして、欲しかった先取点を取りました。
相手のジャイアンツも大声援に攪乱されたのかミスを続出で、4回終わって3対0。
5回を抑えれば勝ち投手の権利をもらえる館山。
ここが大きな山でした。
結局、これまで毎回ピンチを防いできたのに、一挙に4点取られて逆転。
でも、まったく悲壮感はありませんでした。
だって「絶対に勝たなけれならない戦い」だから。
テレ朝のサッカー「絶対に負けられない戦い」ではありません。
「負ける」なんて言葉は無用!
「勝つ」しかないのです。
こんなにも大切な試合をやすやすと落としてしまっては、そこまでのチームかと諦めモードになったことでしょう。
その裏、やはりこの男がやってくれました!
ランナーを1人置いて、山田が見事な逆転ホームラン!
ちょっと早かったけど、これで今日は勝ったな!と確信しました。
なんせスワローズには、オンドルセク、ロマン、バーネットと最強外国人ピッチャー陣が後ろにいるから。
3人ともイケメンすぎる。
今日の真中監督の采配には、勝利の執念が満ちあふれていました。
2アウト満塁のチャンスでもロマンを打席に立たせて、イニング跨ぎさせるし、1イニング限定のバーネットも8回途中から登板させるし。
きっと今日が大切な試合であることを誰よりも分かっていたのでしょう。
山田もヒーローインタビューで「試合前の円陣で、心をひとつにして勝とう」と言っていました。
選手もファンも勝利することに必死でした。
もちろん6回からはゼロで抑えて、6対4で勝利!
笑顔で誰それ構わずハイタッチしたり、メガホンを叩き続けたり、傘を振り続けたり、あまりの嬉しさに涙する人もいたり。
ひとつの勝利でここまで喜べたのは、いつ以来でしょう?
もしかしたら、2001年日本シリーズ優勝の時以来かもしれません。
現在、セリーグは空前の混戦。
館山の復活、そして同じく怪我を乗り越えてやってくるであろう由規、杉浦、石山、打線ではミレッジ、そしてあのバレンティン。
14年ぶりの優勝、もしかしたら今日、その扉が開いた瞬間かもしれません。
今日は、こんなにスワローズファンがいたんかい!と思うくらいの満席。
いちファンとして言わせていただくと、やっぱり応燕は必要。
これからもどんどん神宮球場に足を運びましょう!
(毎試合観戦するような熱心なファンの方々には、本当に頭が下がります)