よしのしゅーじが感じ取ったシオンの園
覚悟【かくご】
危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受け止める心構えをすること。
この世の中、
多くの人から不満が出てきます。
仕事のこと、家族のこと、
プライベートのことなどなど。
もう挙げればキリがありません。
それを肴に酒を飲むことだってあります。
困ったものです。
でも、それって「覚悟」を決めていれば、
回避できるのではないでしょうか？
オレたちは、
あまりにも覚悟が足りていないのでは？
例えば、他人には理解されない言動を
してしまい、糾弾されたら、すぐ謝る。
こんなどうでもいい風潮が、
蔓延しているけど、
覚悟を持っての言動なら、
「勝手に言わせておけっ！」で
そんなのは済むはずなのです。
好きなことをやって生きていきたい。
よく聞く言葉です。
ただでさえ生きていくことは、
難しいのに、好きなことだけをして、
日々生活を送っていく。
その言葉にどれほどの想いが、
込められているのでしょうか？
残念なことに、だいたいが薄っぺらく
聞こえてしまうんですよね。
オレも現在、好きなことをして、
生活しています。
だけど、やっぱり
ある程度の覚悟しかしていません。
本当に薄っぺらいものです。
考え直さなければなりません。
そう感じたのは、先日「情熱大陸」で、
園子温の特集を見たから。
オレの好きな映画監督です。
以前に参加したコピーライターの
トークイベントで、「愛のむきだし」を
絶賛されていて、すぐにDVDを購入。
約4時間の映画、ノンストップで見ました。
オレの苦手なグロいシーンが
たっぷり満載だったけど、
どっぷり作品に引き込まれました。
圧倒されました。
ボッコボコにされました。
撮りたいテーマを決めて、
たくさん取材をして、脚本を書いて、
思い描いているものを撮る。
自分が表現したいものを撮るために、
たくさんの人や時間を使う。
それは、簡単のようで困難なこと。
イイ作品をつくってやる！
という覚悟が周りにも
ビンビンに伝わっているから、
成しえることなのでしょう。
お金を稼げなくても、
24時間ずっと映画を追求。
その結果、
現在ここまで有名な監督になりました。
覚悟によって、爆発させた才能。
天才とか鬼才とか言われる所以は、
気が遠くなるほどの時間によって、
生み出されたものでしょう。
真っ直ぐなヤツって、
やっぱりかっこいいわ。
オレもお侍さんのように
「覚悟～！」と叫びながら、
自分自身を斬りつけないとな。
どうやらそんな状況に入りこんだようです。
ちなみにこんな素晴らしいCMが
放送禁止になったそうです。
なんてもったいない。
東京ガスも覚悟がなかったか。
東京ガス CM 家族の絆 「母からのエール」篇 - YouTube
ハッピーエンドばかりじゃ、つまんねぇって！
このくらいで批判するヤツは、
園子温の作品を見たら、発狂するだろうな。
その点、
ワールドカップのテーマ曲である
椎名林檎の「NIPPON」は覚悟たっぷり。
この楽曲にOK出したNHKも。
